世界の真実: Twingkey さん

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世界の真実・1
作: Twingkey 様 / 訳: Jukes / 公開:2009-09-13

本小説は Giantess Night 内の「論壇」で公開された Twingkey 様の中国語小説を Jukes が邦訳したものです。
しかし、Jukes の中国語の読解能力の限界と、日本語として自然な表現を重視するため、
一部意図的に表現を改めた箇所がございます。
ご承知ください。




各地の神話には、それぞれ土地ごとに様々な「世界の終わり」の話がある。
しかし、平穏に生活を送っている人々は、「そんなものは御伽話さ」と言って、
「それ」…世界の終わり…を思うことなど無く日々を過ごしている。



しかし、ある日…「それ」は訪れた。
とてつもなく、残酷に…。



2010 年、上海万国博覧会。
世界中の視線が上海というこの大都会に集まる、まさにそのとき、誰も思いもしなかったことが起きた…。
全ては突然のことだった…。


物語は、私がまだ幼かった頃に始まる。

私は普通の、本当に極フツーの女の子で、極フツーの少女時代を送っていた。
でも、いつの頃からか分からないけど、一つの妄想を抱くようになっていた。
私が巨人になって天に向かってそびえ立つとか、そんなことを。

そしてそれがホントになったらどんなに良いだろう…って。

だから、道路の上で小さな虫を見つけるといつも妄想してしまう。
この虫から見たら、私って巨人だよね…って。
そして、私はレザーブーツでその哀れな小虫を惨たらしく踏み潰す。
うふ、本当に哀れな虫さんね…快感! いい気分だわ!

いつの間にか、私は大学に入る歳になっていた。
理工系を勉強したけどうまく行かなくて、
それから、何となく上海のある大学の医学部に申し込んだの。



ふふ、意外な所にとても良いことがあったの!
医学部では…マウスを使って医学の実験をするの。
そのマウスが、医療用の手袋に包まれた私の手の上で必死にもがいているとき…、
ホントにいい気分になるの。

実験のたびに私は興奮した。
実験の後、私はそのマウスを処分する。
マウスから見たら、私って本当に女神のような存在よね…ああ、なんていい気分なの!

私は医学部で一番キレイな女子学生だったから、男子はみんな私のことが好きだった。
だから、いつも男子たちから実験用のマウスをもらってきて…私が処分するの。
ハァ…男子達って卑しいわよね。
私が本物の巨人に変身したら、男子達なんか全部マウスのように処刑してやるわ!
あはは! そう考えるとまた興奮してきちゃったかな。

月日が経ち、私が医学部に入ってからいったい何匹のマウスをこの手の上で殺してきたのか、
もう分からなくなってしまった。
マウスだけなんて…。
いつか私の夢が現実になって、本物の巨人になる日が来たら、この繁栄する上海を踏み潰してやるのに。
うふふ…そう思うと私はとても興奮してしまうのだった。
ああ、でも、残念だけど、それは単なる妄想に過ぎないのよね…。



だけど、大学を卒業する前にそれは全部現実になった。
私は本物の、天に向かってそびえ立つ女巨人へと変身したのだ!
世界は悲惨なことに…人類は私にとってまるでアリのような存在になったのだ…。



時が経つのは早い。
私が上海に来てからもう数年が経った。
2010年、上海万国博覧会。
まさにその上海万博のときに、私の運命にとてつもない変化が起こった。

この日、普段通りに私は実験室で数匹のマウスを処分した。
マウスたちが手の上でもがき苦しむのを見て、私は表面上は平静を保っていたけど、
内心ではとてもいい気持ちになって言った。

「うふ。あなたたちはマウス…哀れで小さな生き物なの。
この世界は弱肉強食の世界…弱者は強者に虐められる…それが世界の真理なの…。クス、クスクス…。」

私はそう心の中でつぶやきながら、ゆっくりゆっくりとマウスを掴んだ手を握りしめていく。
マウスは手の中で懸命にもがき苦しむけど、それは全く無意味な抵抗。
無力なマウスを見ていると、私は残酷になって、そして特別な快感が盛り上がってくる。
うふふ、強者って本当に素晴らしいわ。



自分の部屋に戻ると、部屋の中がバラの花で一杯になっていた。

「ほほほ。王さん、よく考えて頂けましたか? 私の彼女になってください。
そうすれば、私があなたにセレブな生活を保証してあげられるんですよ。」

また、あの嫌な李小強だ。

「うちはお金がないんじゃありません!」 私は怒って言い放った。
「ふふ。まあそれはそれで…。もし貴女が私とおつき合い頂けないなら…」

うう、嫌らしい声!

「この恥知らず!」 私は怒った。
「おや、こいつは失礼。はっはっは。」 李小強は大きな声で笑いながら帰って行った。



「またあの李小強が来たの? …あれ、ほんっっとヤなヤツよね」 私の同級生の蘇小菲さんが言ってきた。
「アイツ私たちよりチビで 160cm 以下でしょ? それにほんと厚かましいよね。」 何小満さんも怒り出した。
「でも、アイツのオヤジって上海市の区長じゃない?
だから私がハイって言わなかったら、アイツのオヤジが私が大学を卒業できないようにするって!
本当に恥知らず! 昨日教務主任が私にまあ他に方法がないねとか…。」

「悪代官は庶民を虐める方法を知っているのよ。」 と小菲さんが言った。
「ああ、私たち庶民はヤツらから見ればアリのよう…意のままに踏み潰せるんだわ。」 小満さんが吐き捨てた。
「巨人になってヤツらを踏み潰せればいいのに…。」 小菲さんが不満げだ。
「ホント。私もそう思う。」 小満さんも賛成した。
「巨人に? できるの?」

私はぼんやりと考えた。

「巨人になれたら人から虐められないのになぁ…はあ…今日はもう早く寝ましょう。」



「ううーーん。こんなに早く目が覚めちゃったのかしら?」

私は自分の頭を撫でた。

「あら、ここはどこかしら?」
「ここは神の国だ。ほっほっほ。」

目の前には白い霧が立ちこめて何も見えず、声だけが聞こえてきた。

「あなたは?」
「我はそなたを助けに来たのじゃ。 そなた、巨人になりたいのであろう?
我がそなたのその願い、叶えてつかわそうの。」
「巨人? そんなことできるの? 冗談言わないでよ。…私、夢でも見てるんだわ。」
「ほっほっほ。信じるも信じぬもそなたの好きにせよ。今、この時から、
そなたには、そなた自身と、他の者どもや物さえも意のままに大きくしたり小さくしたりできる力を授けようぞ!
叶えたい願いがあったら、そなたの胸に下げられた青い水晶に願うが良い…」

突然くらっと眩暈がした。

「夢…?」

私は目が覚めた。
しかし、胸にはいつの間にか一個の青い水晶がぶら下がっていた。

「まさか…本当なの?」

さあ、もう寝られません。
そのまま朝になってしまいました。



宿舎から実験室までの道で、また、李小強に出くわしてしまった!

「やあ、これはこれはいつもお美しい。よく、考えて頂けましたか?」
「ええ。考えたわ! あなたを脚で踏み潰すことをね!」
「はっはっは。貴女が私を踏み潰すと! これはこれは…。あっはっは!」
「アンタ! こ…の…恥知らず!!」

私はさっきの夢を思い出して無意識に胸の水晶を触りながら心の中で願いました。

「巨人に…なりたい!!」

突然、奇跡が起きて、目の前に見えるもの全てがキュゥンッと小さくなった。
一瞬の眩暈の後、ああ…私は本当に巨人になっていたのです!!

「あはは…あははは! 本当に巨人になったわ! もう私を虐める人はいない! いい気分だわ!」
「うわあっ! な、なんだこりゃああ!」 足元から恐れおののく声がきこえてきた。
「あは! アンタを踏み潰してやるわ!」 私は大きな声で笑った。

今の私は身長 68.8m、きっちり 40 倍に巨大化していた。
医学部の教室棟は私のおしり位の高さしかなかった。
あははっ、ほんとに素晴らしいわ!

私は片手で小強をつまみあげた。

「ど、どうする気だ…?」
「うふふ…もちろん、たっぷり虐めて、苦しめてあげる!」 私は大きな声で笑った。
「オ、オレのオヤジは上海市の区長だぞ。早くオレを放せ! さもないと…」

言い終わらないうちに、私は手を握る力をほんの少し強めた。
李小強は哀れな声でわめき始めた。

「あははは、どんな気分かしら?」
「おまえは鬼だ! 悪魔だ!」
「うふふ、それで? みんなは私が鬼だ悪魔だって言うかしら?」

話し終わるやいなや、私は白いロングブーツを履いた脚で、足元の数人の男子学生を踏み潰した。
足元のこびとたちは恐れおののいて、散り散りに逃げていった。

「さあ、処刑の時間よ!」

今日は実験があるから、私は宿舎を出たときからピンク色のナース服を着て白いロングブーツを履いていた。
私はナース服のポケットから実験用のピンク色の医療用手袋を取り出し、優雅な手つきでそれをはめた。

「あはっ! あなたは今から医学のためにその身を捧げるの!」

手の中の李小強を鷲掴みにし、手袋を通して彼が必死に暴れる感覚を味わった。
マウスの処分より、ずっとずっといい気分!
私は悦びの表情を抑えることができなかった。
あははは、なんて素晴らしいのかしら!

李小強がもがき苦しむのを見て、本当にいい気分だった。
私は冷酷な表情を浮かべ、いきなり彼の脚を一本引きちぎってやった!
あはは! その瞬間、彼は絶叫したわ!
これまでで最高の絶叫だわ!
んふふふ!
私ははやる気持ちを抑えきれず、彼のもう一本の脚も引きちぎった!
さっきと同じ、あの素晴らしい感じが再びやってきた!!

「あははは! 本当にいい気分だわ!」 私は思わず叫んでしまった。
「巨人って本当に素晴らしいわ!」
「こ、この…悪魔…」

彼が言い終わらないうちに、私は彼の両腕も引きちぎった。
彼はまたも絶叫し、つられるように足元の小人たちもキャーキャーと叫びはじめた。

このとき、私は破壊への欲望で一杯になっていた!
もう思いっきり、好きなだけ、残酷に破壊しまくってやろうと思った!!

李小強を学校の国旗掲揚の旗竿に串刺しにすると、彼は息も絶え絶えにうめくような悲鳴を上げた。
それを見おろしてから、巨大な白いブーツを踏み降ろした!!

ズゥゥゥゥンッ!!

旗竿は土台まで完全に踏み潰されてしまった!!

あははははははは!
もう自分で自分を抑えられない!
次は、上海を全部破壊してやるわ!!

(つづく)
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