|
みーなの新たな才能を開花し舞姫となって数ヶ月。 手紙が届いた。
手紙:「サバイバルゲームのお知らせ。3vs3で市街地にて撃ちあいをしてもらう。 ルールは後で教えるがメンバーは以下の通り。 赤チーム ・闇鈴 ・みーな ・星夜
青チーム ・ルシア ・じゅんこ ・ルーティア
となっている(チームの変更・異議は受け付けない)。 期限は12日後で戦場は夢の街。 では健闘を祈る」
またくだらないことを…。 しばらくするとドシィィィンと轟音と砂嵐を起こして200mのルーティアが私のそばに立っていた。 幸い近くの家の住民は出払っており死者は居なかったが巨大な足が住宅を数十単位で潰している。
闇鈴:「恩を仇にしに来たのかしら?」 ルーティア:「あなたには負けないわよ!!ついでに私のチームの子を迎えに来たの!」 闇鈴:「ルシアはこれから仕事なのよ!!あなたのようなニートとは違うわ!」 ルーティア:「にっ!ニートですって!!」
いがみ合う私たちだがルシアと星夜に一喝されルーティアはその迫力に負け撤退していく…。 復元魔法を使い周辺の住宅を戻すと2人を送り出し私も狩りへと出撃した。
・ ・ ・
今回の狩りはマフィア組織が滞在している街の半分を壊滅させるというもの。 一応罪人以外は転送させているので安心。 今回はスペシャルゲストしてみーなを召還している。
みーな:「本当にここに人は居ないんですよね…?」 闇鈴:「転送させたから大丈夫よ」
ごめんね…みーな。 でも全員転送したとは言ってないものね…嘘ではないわ。 ここで練習としてBB弾が出るタイプのマシンガンを2丁取り出して片方をみーなに渡して数歩後ろに下がった。 ガラガラ…と32mもある私の足が車や建物を踏みつけ廃墟となった。 ここら辺では200mサイズの私たちの盾になるようなビルはほとんどなく一番高いビルでも股ぐらいしかない。 しかし命中精度の練習にはもってこいだろう。
闇鈴:「まずはあのビルを狙ってみて…」
私はその一番高いビルを指差してみーなに指示をした。
みーな:「はっ!はい!!」
銃を構え引き金を引いたが…。 ブルルルル…と弾が発射され続けている。 私たちにとっては1cmあるかないかのサイズのBB弾だが実際は乗用車と同じサイズ。 罪人にとってはそんな塊が立て続けに落下してくるのだからたまったものではない。 しかしみーなはそんなことを考えていない…というより分からない。 なぜなら彼女は「ここには人は居ない」という考えがあるからである。 しかしトラブルが起きた…むしろ起きなかったのが不思議だった。 最弱のみーなが立て続けにサバイバルゲーム用とはいえ銃を乱射して反動を受け続けているのだから…。 40発ほど撃ったところで
みーな:「きゃ!」
と悲鳴をあげ吹っ飛んだ。 ガリガリガリ…バキバキ…などなどの破壊音を響かせた。 見てみると120mの巨大なヒップを30mは引きずり地面を抉りながら倒れていた。 さらに24mもある腕で住宅をまとめて握り締めて全壊させる。 最弱なのに破壊は一般の巨大娘と変わらない。 余談だがこの転倒で34人の罪人がみーなの背中で押し潰され絶命した。 ふと手を見ると真っ赤になって豆もできていた。 どうやら反動が強すぎたのだろう。 とりあえず私はみーなの銃をマシンガンからショットガンへ変え反動を魔法で最小限にした。 ふと対象にしたビルを見ると一発も当たっておらず回りのビルには無数の穴や中には崩れた建物もあった。 命中精度…0っと。
みーな:「…痛い…」 闇鈴:「ごめんごめん…あなたの体のこと忘れていたわ…しばらく休んでおきなさい」
私の銃はスナイパーライフルタイプで射程は40km(私の品質保存+魔力強化使用して現在の大きさで使う場合)まで弾が届く性能だが至近距離の戦闘には向かない(それは狙撃銃共通の悩み) 標準をあわせて一発撃つとバァァァンという発射音と共に一番高いビルの2フロア分は消し飛んだ。 こんなものをみーなに当てて大丈夫なんだろうか…? 黒い点がちょろちょろ動いているがおそらく罪人が逃げようとしているのだろう。 焦らずに標準を定めて撃つがボムンという効果音が私に聞こえてちょっと横のビルを貫通していった。 おそらく罪人視線ならかなりの轟音だと思う。 10発撃ったところでめんどくさい+当たらないということから足で周辺のビルもろとも潰しておく。
みーな:「闇鈴さんも壊すの好きなの?」 闇鈴:「好きとかじゃなくてこれが仕事なの」
座り込んでいるみーなに中腰で手を差し伸べ立ち上がらせる。 ぐいっと引っ張りされすぎたせいか私の顔がみーなの程よい胸の谷間に接触した。
みーな:「…!!」 闇鈴:「ずいぶん…積極的じゃない…」 みーな:「これは…事故です…」
くびれている腰に腕を巻きつめ角度を変えて倒れこむ私たち。 ドシィィィンと轟音を立て多くの建物と罪人を潰した。 ちなみに既にここで私は狂気モードに切り替わっている。
みーな:「やめましょうよぉ…」 闇鈴:「ダメよ…私の顔を攻撃したいやらしい胸は…こうしてあげる!」
服越しにも乳首が立っているのは分かったのでこれをくいっと引っ張る。 どうやら今日はノーブラだったようです。
みーな:「ひゃぁぁぁん!!!」 闇鈴:「いやらしい声ね…いやらしい胸の持ち主は頭もHなのかしら?」 みーな:「ちがぁ…あぁぁん!」
服を脱がせ裸になるみーな。
闇鈴:「相変わらず…いい胸…しゃぶりたくなるわ…」 みーな:「へ、変なことしないでぇ…」
顔を赤くしているみーな。 きっと通常サイズの卵を割って頬にでも置いておけば目玉焼きでも出来そうなぐらい火照っている。 威力を最弱にして乳首に対して銃を構える私。 ほどよく狙いやすい位置にある乳首に一発打ち込む私。 ぷるんぷるんとみーなの胸な波打ち…
みーな:「あぁぁぁん!!…なっ…なに…この感覚…」
悶絶していた。可愛いな…。 そして今度はスカートとパンツも脱がせ全裸にした。 ところどころ染みが出来ているパンツをわざとみーなの前で嗅ぐ私。
みーな:「やめてよぉ…汚いよ…」 闇鈴:「あなたのは汚くないわ…むしろ美しい…」
その美しい秘部に銃も突っ込む。
みーな:「もぅ…やめて…」 闇鈴:「嫌よ♪」
連射モードにして引き金を引くとマシンガンのようにブルルルルル…と連射をしている。 威力も最小限だしBB弾も中で当たったら魔法でマガジンの中に転送されるようにしているので無限ループが続く。 震えるマシンガンの本体がお豆を弾がGスポットを容赦なく刺激する。
みーな:「あっ!くぁ…ああぁぁん!あっ…あん♪」
みーなは喘ぎ声出すのに忙しいようです…。 周りの建物もみーなが暴れまわるので全て更地となっていた。 しばらくすると愛液が銃の合間から溢れてきた。
闇鈴:「あはははは…楽しい…♪」 みーな:「ど…してこ…んな…」 闇鈴:「あなたが大好きだからよ。これは愛情表現なのよ、私なりのね…」
その後私はみーなに口つげを交わす。 みーなの舌と私の舌がいやらしく絡みつきクチャクチャと音が更地に響く。 既に生き残っている罪人など居ない。 ここは私たちの愛の巣と化した…。 みーなの吐息も喘ぎ声も愛液もこのアヘ顔も…みんな私だけのもの…。 狂気に染まった私はその本能の赴くままみーなと愛し合った。
・ ・ ・
ふと狂気から開放された私が最初に見たのは愛液と瓦礫まみれになって秘部に銃を突っ込んだまま泣いているみーなだった。
闇鈴:「…またやってしまった…」 みーな:「…グスン…ッグ…」
私も全裸になっており私たちを中心に300mクラスのクレーターが出来ていた。 しかも愛液がまだダラダラと私の秘部から漏れている。 一体私は何をしていたんだろう…。 いつもの癖で頭を掻く私。いつものことながらこれはひどい。 とりあえず狩りは終わったしうちに連れて行こう。
闇鈴:「ただいま」 星夜:「おかえ…」
言葉を止めた星夜。 全裸で愛液まみれの私たちを見ればそうなるか。 早速お風呂に二人で入ることになり数十分後には綺麗になった。
闇鈴:「ごめんなさい…」 みーな:「いえ…御気になさらず…」
沈黙が続く。 星夜はこの沈黙が耐え切れなかったらしく提案してきた。
星夜:「せっかくメンバーが揃っているんだから練習しない?」
それから当日まではずっと使い続けて色々と分かった。 みーなはいちいち狙いをつけないショットガンがしっくり来るようです。 というより狙いをつけようとするととても時間がかかりその間に打たれる可能性が高かったというのが決定的でした。 反動も最小限にしたので私なら片手でも撃てるほど無反動だった。 みーならしい装備となった。 私はスナイパーライフルで固定しているが連射性も高くしたため遠距離から精度の高い狙撃が連続で行える仕様となった。 反動は高く威力も高い。間違ってみーなを誤射したらとんでもないことになりかねないのでその辺は細心の注意を払うことにします。 星夜はスタンダードなアサルトライフルで一気に攻めるタイプだった。 おそらくルシアも同様の装備なんだろう…。 そうこうしているうちに当日の時間となった。 審判は悠夢がしてくれるらしい。 ルールは…。 ・身長は100m固定、それより大きくなっても小さくなっても強制失格。 ・BB弾が3発当たった時点で失格となる。 ・別のチームの武器は持つことが出来ない(持とうとすると透ける) ・マップはほぼ無限に展開されているのでリングアウトはないが逃げ続けるとペナルティが発生する。 ・ビルを倒壊させるとポイントがたまりポイントが一定量たまると弾薬が補充される。 ・ビルは倒壊して一定時間が経過すると復元される。 以上。
そうしてバトルが開始された。 いきなりルーティアとじゅんこ側面のビルを側転で崩し隠れながら乱射してきた。 呆然としていたみーなを押し倒して全弾回避した。 ボゴォォォンという音と瓦礫が潰れる音がする。 みーなの背中で40m程のビルが2棟つぶれた。
闇鈴:「全く…身内にいきなり狙うなんて…じゅんこは鬼ね」 みーな:「ごめんなさい…」 闇鈴:「応戦するわよ!」 みーな:「はい!」
ビルに銃口を貫通させるために指でガラスや壁を突き破った。 上手く穴がちょうどいいサイズになったのでそこに突っ込んで連射した。
じゅんこ:「…!」
咄嗟に避けたじゅんこだが地面を陥没させて後方に倒れこむ。 ドシィィィンと轟音が響いた。 瓦礫が舞っていることからビルに背中から突っ込んだのは分かる。 しかし弾は当たっていない。奇襲失敗だった。 それからもビルを盾にしつつたまにひょこと顔出して撃ち込んでまたビルの陰に引っ込む…。 星夜もルシアと一騎打ちで激しく激闘を続けている。 救援は無理だろう…。 そろそろこのビルも限界ね…。
闇鈴:「ハイハイで後ろのビルへ逃げて…」 みーな:「でも闇鈴さんは…!」 闇鈴:「いいから行きなさい!」
無意味にほふく前進なんてさせたら周りのビルが崩れて悟られる可能性がある。 私の指示でハイハイで真後ろのビルの陰に移動したのを見届け私は決断した。 みーなの膝がついたところは陥没しているがばれないだろう・・・。 足で目の前のビルを崩し左に走った。 一瞬出来た煙幕で相手は混乱したが私が煙幕から飛び出したのを見つけ乱射してきたがそのときには高層ビルの陰に滑り込んだ。 そのときに低層ビルに頭から突っ込んで倒壊させてしまう。 120mはあるビルだったため私が寄りかかってもすぐには壊れない…。
闇鈴:「はぁ…はぁ…これでみーなには手はしばらくでないわね…」
幸いまだ一発も被弾していない。 ビルに寄りかかり作戦を考える私。 後ろのビルがひび割れるも一切無視。 ボスッボスッとBB弾がめり込む音が響くが…まだ持つはず。 じゅんこは散弾銃タイプだからあの乱射スピードならすぐに尽きるだろう。 問題はルーティアか…。 あいつは悔しいけど実力はある。 それなら…! テレパシーでみーなに話かけた。
闇鈴:「みーな、10数えたら私はルーティアに突っ込むわ!援護よろしく!」
みーなの方を向くと小さくうなずいた。
10,9,8,7,6,5,4,3,2…。 よりかかっていたビルをぐいぐい…と押し倒して倒壊させた。 ドシィィィンと高層ビルが横倒しになりその上を私は踏み付けガシャンと粉砕し走った。 構えようとしたじゅんこに向かってみーなは収束モードでショットガンを発砲した。 みーなの弾を避けるためにじゅんこは隣のビルに体を沈めて回避した。 しかしそのおかげでルーティアと私の間に隔てるものは何も無くなった。 連射モードに切り替え走りながらルーティアに乱射する。 回避が遅れたルーティアに被弾してひるんでいたので追撃の蹴りをお見舞いした。
ルーティア:「きゃぁぁぁ!」 闇鈴:「うふふ…いい悲鳴ね…」
どがーんと後方の雑居ビルを背中から倒壊させるルーティア。 とどめとして銃を構えようとしたら後ろからじゅんこに羽交い絞めにされた。
闇鈴:「しまった!」 じゅんこ:「後ろががら空きよ!」
ふと視線を戻すとルーティアが立ち上がり吹っ飛んだ銃に手を伸ばそうとしていた。 私は叫んだ。
闇鈴:「みーな!今よ、私ごとじゅんこを撃って!!」 みーな:「できません!!」 闇鈴:「私の犠牲を無駄にしないで!!。 いい…じゅんこと私が相打ちになったら今度はあなたがルーティアを落とすの…うっ!」
私にBB弾が一発打ち込まれた。 あと2発で失格になる…。
ルーティア:「さっきはよくもやってくれたわね…一発ずつ苦しめながら撃ってあげる…」 闇鈴:「撃ちなさい!!あなたは最弱なんかじゃない!!」 みーな:「…はい、ごめんなさい!!」
ビルを蹴り壊し拡散モードに切り替えてバーンと音を立て私たちに向かって打ち込まれた。 咄嗟に羽交い絞めを解き一歩下がるがそれでもじゅんこには2発当たり失格まであと一発となった。 私は3発打ち込まれたため失格となって退場することになった。 ちなみにルーティアは私の乱射分とショットガンで2発の被弾…。 咄嗟にビルの陰に隠れてよけられてしまったわね。
闇鈴:「後はみーな…勝ってね…絶対…!」 みーな:「闇鈴さーーん!!」
失格となった者は別の場所に隔離され参戦どころか助言も許されない。 ただ黙って観戦するしかない。 みーななら勝てる…!。 そう信じてモニターを眺めていた。 みーなは盾にしているビルのガラスが割れる度にびくっとしてがたがた震えていた。 あの子…まだ自分が最弱だからと思っているのかな…。 それからもハイハイで隣のビルに移ってビクビクする…の繰り返しだった。 これでは負けは確実。 そこで悠夢を呼び出した。
悠夢:「どうしたんだ?ルール上参戦と助言は禁止されているんだぞ?」 闇鈴;「でも応援は禁止されていないわよね?」 悠夢:「それは禁止してないが…ここでのテレパシーは全て記録していて助言さえしなければ大丈夫だ。 もししてしまったらそのチームは失格となるけどいいかい?」 闇鈴:「えぇ!それで行くわ!」
私はテレパシーでみーなに話かけた…。
闇鈴:「みーな…聞こえる?」 みーな:「闇鈴さん!!」 闇鈴:「私は別れ際に言ったこと…覚えている?」 みーな:「勝って…ですか?」 闇鈴;「それもそうだけど…あなたは最弱なんかじゃないわ…」 みーな;「嘘ですよ…私は弱いよ…」 闇鈴:「甘ったれないで!!」 みーな;「!!」 闇鈴:「あなたは強いよ…踊っていたときだってどんなに吹っ飛んでもビルを壊してもあなたは頑張って踊った…」 みーな:「あれは…!」
ガツンとみーなのすぐ傍のガラスが割れた。 咄嗟に右に回転しまだ無事のビルの影に隠れた。
闇鈴:「あなたは…自分を弱いと決めつけてその足かせの中で生きている…。 そんな足かせをつけて弱い弱いと言われて満足?」 みーな:「…」 闇鈴:「このまま痛い思いして…見下されていいの?」 みーな:「嫌です…」 闇鈴:「なら頑張るしかないわよ…あなたの力はあなただけが振るえるの!。 さぁ!あなたの本気を私に見せて!!」
そう激励するとみーなは銃の拡散モードを収束モードに切り替え弾を補充した。 どうやらやる気になったようね。 目を見ると前と比べて目力が格段に上がっていた。 穴が開き今にも倒壊するかもしれないビルの前に立ちそのビル越しに発砲するみーな。 ビルはガラガラ…と崩れBB弾が一気に順子たちの下へと飛び込んでくる。 突然の反撃にみーなのことをよく知るじゅんこが混乱している。 どうやらこのまま勝てると思っていたようです。
じゅんこ:「まさかあの子が自分から戦いにくるなんて…」 ルーティア:「あの闇鈴は人の心を動かす話術が上手いからね。 口車に乗せられたのね…でも手加減は一切しないわ!!」
みーなはその状態から回し蹴りをし周囲のビルを全て崩した。 激しい爆発と瓦礫による砂煙が発生した。 がむしゃらにその煙に対してひたすら発砲する2人。 見入っていたら隣にはルシアが居た。
ルシア:「義母様は強すぎるわ…」 闇鈴:「ビルを投げつけられてそれに気を取られているうちにBAN…なんていうか見所ないわね…」 ルシア:「どーせあっさりやられたやられ役ですよーだ!」
そうこうしているうちに煙は消え周りは瓦礫まみれになっていた。 みーなの姿も見えない。
じゅんこ:「居ないわね…どこへ行ったのかしら?」 ルーティア:「あなたはそこに居なさい、私が見てくる」
直線状のビルを足で踏み潰しながら瓦礫の集合体へと歩き出すルーティア。 そして瓦礫の山との距離が10mを切った瞬間…。
ドザァァァ…バァン!
みーなが瓦礫から飛び出しショットガンでルーティアを射抜いた。 これで3発被弾したルーティアはこっちの部屋へと転送されてきた。
ルーティア:「あんなのアリなの?!」 闇鈴:「ありよ、見苦しいからさっさと負けを認めなさい」 ルーティア:「くぅーー!!なんなのあの娘!!さっきとは全然動きが違うじゃない。 あなた何かしたの!?」 闇鈴:「最弱という足かせを外してあげただけよ」 ルーティア:「?」
いよいよじゅんことみーなの一騎打ちとなった。
じゅんこ:「みーな!全力で来なさいっ!」 みーな:「私は…あの人に約束したんです!!必ず勝つって!!」
そこからはまた硬直状態になっていた。 星夜も空気を読み遠くから眺めているだけだった。 互いに弾切れが近づく…。 しきりに首を横に振るみーな。 おそらくテレパシーで星夜が「手伝いましょうか?」と言っているのだろう。 実際星夜は銃を構えてこっそりとじゅんこの盾となるビルを狙撃し崩す作業を行っている。 本体は任せたから外殻は任せた…という内容の会話が行われたのだろう(みーなはテレパシー能力を持たないので首の動きで理解したはず) その後しばらくしてみーなは思い切った行動に出る。 器用に近くにあった車を数台小さな雑居ビルのフロアに突っ込み始めた。 車がかなりの数入ったところでそのフロアだけを引きちぎった。 バリバリと音を立てて引きちぎられる雑居ビル・・・。 最早今の彼女は最弱ではなかった。 その出来た雑居ビルのフロアをじゅんこに向かって投げつけた。 じゅんこは慌てずにそれを打ち落とそうとショットガンで発砲したが…。
じゅんこ:「うわ…!」
積み込んだ車の爆発が目の前で起きたため一瞬視界が遮られた。 振り払いみーなを見ようとした瞬間みーなはじゅんこの目の前に居た。
みーな:「えぇぇーーい!!」
そしてショルダータックルをぶちかますみーな。 最弱状態だったときはびくともしなかったがどうやら今回は違うらしくじゅんこが吹っ飛んだ。 ズガガガガガ…と道路を抉る音とバキっ!とビルをへし折る音…それらが鳴り響きじゅんこはなんと400mも吹き飛んで倒れこんだ。 ありとあらゆる物をなぎ払いみーなはそのまま銃を構えた。
ルシア:「なんでみーなちゃんはあんなに強くなったの?」 闇鈴:「人にはリミッターというものがあるのよ。 普通の人はそのリミッターで約50%の力しか出ないとされているわ。 でもみーなはそれを30%の力しか出ないようにされていたの。 だから今まで最弱だった…。」 ルーティア:「ふーんそれでそのリミッターをあんたは取っ払っちゃったわけね」 闇鈴:「まぁ半分正解かな…流石ルーティア、詰めが甘い」 ルーティア:「なんだとぉ!!」 闇鈴:「人は大切なものを守るためや生命の危険を感じたときに自分からリミッターを外すことがあるわ。無論脳が勝手にしたことだから無自覚にね…」 ルシア:「ということは…」 闇鈴:「その通り、この戦いで私のことを想ってくれたのか無意識にリミッターが外れちゃったわけよ。 ちなみにいうけど夢人格のあなたもそれに近いものなのよ。 100%の肉体の限界の力と悠夢による構築との融合体があなたの現在の夢人格…」 ルシア:「私も他人事ではないのね…」
元々頭が切れるタイプだったのか簡易型の閃光弾まで作れるところや命中精度が上がっていることからみーなは舞姫だけでなくこっちの戦闘物にも実力が発揮されているようね…。 銃を乱射していたがじゅんこは立ち上がった状態で工場地帯にダイブし回避した。 パイプラインがじゅんこの豊満な胸によって寸断されトラックもまたじゅんこの体重を支えきれずあっさりと潰れる。
じゅんこ:「こんな強くなるなんて…一体なんで?」
そう聞いても誰も答えられる者は居ない(助言に該当するため)。 そうこうしているうちに工場の外壁を踏み壊しながらみーなが一歩ずつじゅんこに近づいていく。 工場の煙突をむしり投げつけるもみーなの胸に当たり砕ける。 今回はブラをしているようね…してなかったら反撃食らって終わっていたわ。 銃を構えて撃とうとするがその前に再びじゅんこはみーなに蹴られ吹っ飛んだ。 今度は高層ビルが立ち並ぶマップまで吹っ飛びじゅんこはそのうちの一棟のビルに体を沈めていた。 もはや最強というより最凶とか最狂の段階まで上り詰めているみーな。 これが彼女の「本気」か…今後は怒らせないようにしよう…。
じゅんこ:「うっ…うぐ…あの子は本当にみーななの…?」
工場の残った箇所を踏み壊しながらじゅんこに接近してくるみーな。 最弱という称号をほしいままにしていたみーながリミッターを外し自分を上回る力で強襲してくる…。 そりゃ混乱するのも当たり前ね。 銃を構えたが弾が出ない。 それもそれはず、今まで建物を壊していたのは「じゅんこの体」だがその攻撃をしたのはみーな…。 つまりポイントは全てみーなが獲得している。 半分ほどめり込んでいるじゅんこの首を掴みそのまま押し込んだみーな。 高層ビルは根元から崩れみーなに直撃したがびくともしない。 その姿勢のままあろうことか走り出すみーな。 じゅんこの体は次々とビルに激突してはビルを砕きそして激突を繰り返し直線状の12棟のビルはじゅんこの体によって破砕された。 みーなの靴の足跡も大きく出来ており車や街路樹、歩道橋に信号機、電話ボックスまで踏み潰していた。 その後首の圧迫から開放されみーなを突き飛ばすじゅんこ。 銃を構えていた状態から突き飛ばされたためにみーなの銃はどこかへ飛んでいってしまったようだ。 反対側のビルを4棟ほど破壊し瓦礫に埋もれるみーな。 今度は仕返しといわんばかりに瓦礫からみーなを引きずり出しジャイアントスイングをした。 周囲の高層ビルはみーなの体が次々と接触し崩れていく。 じゅんこの足元の道路も次々と塗装が剥がれアルファルトが削れていく。 そしてじゅんこは手を離した。 ドガァァァガガガ…ガシャァァンバゴォォォォンと次々と高層ビルがみーなの体によって砕かれた。 大きな爆炎が上がったところでじゅんこは自分の銃を見ると弾が装てんされていることに気づいた。
じゅんこ:「これで終わりよ!みーなの革を被った悪魔!!」
確かにこれは悪夢だろうね。 しかしここで空気と化していた星夜が動き出す。 瓦礫に埋もれていたみーなに銃を渡した。 あれは…私の銃!。
星夜:「これを使いなさい!」 みーな:「ありがとう…!!」
それを瓦礫から起き上がり掴むとみーなはじゅんこに照準を合わせた。
みーな:「私は闇鈴さんに約束したから戦っているんじゃないです!!。 あの人は私のことを最弱じゃないと言ってくれた!私はその思いに答えたいんです!」
そして同時に発砲し双方に弾丸が激突した。
みーな&じゅんこ:「うぐっ!」
みーなは一発、じゅんこにも一発被弾でみーなが勝利を収めた。 その直後みーなは倒れこみ高層ビルを崩して気を失った。 駆け寄る星夜…。 こうしてサバイバルゲームはリミッターの外れたみーなが暴走したことで勝利を収めた。 後日みーなはそのとき記憶がほとんどないと言っていたが無茶な戦いをしたせいで体が痛くて痛くてしょうがないらしい…。 副賞としてみーなは作者の権限で死神の称号を獲得した。 実際死神となったというとこちら側に来た様に見れるがただ「復元魔法が使えるようになった」だけだからね…(しかしコストとなる人の魂は向こうの世界にはたくさんあるから問題はないだろう)。
心優しいみーなにとってはちょうどいいスキルかもしれない。 そういえば本家サイトではビルの破壊がいよいよ実装されたからその復元をみーなが請け負うという形になるんだろうか。
闇鈴:「ようこそ…死神の領域へ…歓迎するわ。 特例だけどあなたは死神と人間の両方の特性を持つことになるわ」 ルシア:「私だって一回死んでやっと死神になれたんだもん…大出世だよ!みーなちゃん!」 みーな:「みなさん…ありがとうございます!」 じゅんこ:「私もなりたかったな…」 闇鈴:「あなたがなったらそれこそ世界が狩られちゃうわよ」 じゅんこ以外のメンバー:「あははは!」
授賞式が終わり2人は自分達の世界へと帰って行った。 今回は夢の強制接続ではなく死神の力を使った召還だったため彼女達は覚えているだろう。 でもみーなは罪人は狩れないだろうからじゅんこのおこぼれを貰って満足してそう。 むしろ魂とお友達になって会話してるかも…。 どちらにせよ彼女は自分の力で新しい力を掴み取った。 さてさて…どうなることやら・・・。
終わり
|