巨大JKの足下で: 誰かさん / Under Shoes: Someone

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ズシィィ・・・ン
ズシィィ・・・ン

巨大女子が、ボクを探している。
遠くから、地響きをともなった足音が聞こえてくる。

見つかったら、当然、ただで済むとは思えない。

ボクは絶対悪くない! 悪くないけど…、そんなの、彼女には関係ない。
彼女がボクをイジメたいという、それだけのこと。
大きな大きな彼女と、その指よりも小さなボク。
この圧倒的な立場の差の前では、どんな理不尽だって通ってしまうのだ。

少しでも、少しでも足音から遠ざかるように、ビルの街の谷底を必死になって走り続ける。
でも、ボクが走る意味って、ほとんどないかも。

彼女の身長はボクの40倍。
歩幅も40倍。
だから、どんなゆっくり歩いても、彼女はボクの10倍以上、速い。

クルマでも逃げ切れない相手なんだよ。
そんなの、無理だよ…。

どこかに隠れて、うずくまっていたい…!
でも、それは許されない。
彼女が女王として君臨するために、彼女のオモチャとして用意されたこのニセモノの街では、
精巧に見えるビルも全部がニセモノ。
どの扉も、どの窓も、開かない。
誰もいない、遮るものすら無い、ただ空虚な通りを、恐怖のみにかられてあてどなく逃げ続ける。

ボクの心臓と荒い息しか音の無い静寂の街では、
断続的に聞こえてくる地響きと、彼女の靴音と、押し殺した笑い声は、残酷なまでに響く。


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そのとき、目の前の通りを横切るように彼女が「ぬっ」と現れた!
ビル街から、ビルと同じ大きさの巨体が突如として現れ、これまでで最大の地響きがボクを揺らした。

「見つからないでくれ…」

一瞬の願いは無残に打ち砕かれ、遥かな高みから見下ろす彼女と目が合ってしまった。
巨大な口元がニヤリとしたように見え、巨体が「ぐぅっ」とターンして、こっちに向かってきた!

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逃げなきゃ!
頭は瞬時に判断したけど、体は言うことを聞かない。
巨大な視線に魅入られたように、全く動けない。

ドスゥン…!
ドスゥゥゥン!!

たったの2歩で目の前まで距離を詰めてきた!!
そして、わざと高々と足をかかげ…、うわぁ…、うわぁぁ。。ぁぁぁ!!

ドッズゥゥゥゥゥゥン!!!

迫力に腰が抜けたか、まるで沈み込むかのような地面の揺れのせいだったか、
気付くと、へたりこんだボクの目の前に、巨大なローファーが打ち付けられていた…。

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3千トンを超える巨体が舞い、僕の僅か目の前に着地した。
その衝撃で、地面は明らかに一瞬沈み、次の刹那には反動で大きく跳ね上がる。

下敷きになれば全てが圧殺される地獄まで、僅かに1メートル。
彼女からすれば、足指ぐらいの距離。
もし、踏み込む感覚がほんの少しでも狂っていたら、
僕はもうこの世にはいなかった。

怖い…。
ああああ怖い…。

全身の力が抜けているのに、どうしようもなく身体がこわばって、
歯がカチカチなって、止まらない。

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彼女はそんな僕に追い討ちをかけるように、
巨大な靴先を真っ直ぐこちらに向け、バスと同じ大きさのそれで、
小動物とも呼べない僕を威嚇する。

彼女からは、小さ過ぎて僕の顔なんか、きっと見えないだろう。
でも、全身で怯えていることは、絶対に伝わっている。

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圧倒的な体躯の差。
ここには誰も来ない。誰も僕を助けてくれない。
あらゆる道徳を押しつぶし、嗜虐と被虐の関係だけが成り立つ。
背徳的な欲望を止めるものがないことを十分に知っている彼女は、悪魔のような笑みを浮かべて、
改めて足下の獲物を見下ろした。

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巨大なローファーに包まれた片足が、じりじりと擦り寄ってくる。
ボクは、目の前の巨靴に怯えながらも、遥か頭上まで連なる巨脚の彼方の顔を見上げた。
悪戯っぽくニヤニヤした顔が見下ろしている。

爪先の僅かな動きでボクを小さく跳ね飛ばす。
何もかも、全てされるがまま。
60メートルという巨体は、抵抗しようというなどという気を完全に打ち砕くのに十分だ。
ただただ、相手の気まぐれにでも何でもすがって行くしかない。

彼女は、無抵抗なボクが地べたに這いつくばるのを満足げに見下ろすと、
更なる屈辱的な命令を頭上から降り注がせた。
これ以上なく高圧的な言い方で。

ボクはよろよろと立ち上がり、時折頭上に目をみやりながら、
彼女の足下を、反対側の足へと向かっていった。

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肩幅よりやや広く開いた彼女の両足の間は、ボクにとっては 15 メートルという距離になる。
ほんの左靴から右靴までが、こんなにも遠いなんて…。
僕は、彼女の足下だって、チョコマカと走り回らねばならない存在なのだ。

ましてや、そこからまっすぐ頭上に向かってそそり立つ脚…、
あれは上空で繋がってて、顔とかはさらにその上だなんて、にわかには信じがたい。
でも、そりゃ、そうだよね。
彼女は、悠久の地球の歴史で最も巨大な生物になっているのだ。
鯨よりも、恐竜よりも、ずっとずっと大きい。
こんな巨大生物の事はボクの DNA の何処にも刻まれて、いないんだ。

そんなことをぐるぐる考えていたけど、全ては彼女の静かな命令で吹き飛ばされた。

「舐めなさい。」

声と同時に、靴をぐいっと差し出す。
もとより逆らうつもりなんかなかったけど、
目の前の巨大な物を、いったいどうやって舐めたらいいんだろう?
僕は一瞬だけ狼狽えた。

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おずおずと道端に正座をし、両手で爪先を抱えるようにして、
彼女から見れば、小さな小さな舌でローファーの冷たい革を舐めた。
ボクの唾液はあっという間に革に吸い取られ、すぐに舌が乾き切ってしまう。
でも、これはきっと止めたら怒られる。
直感でそう判断し、ボクは引きつった舌を一心不乱に動かし続けた。

時々上目遣いで上空を見やると、彼女は満足そうに見下ろしていた。
小さな者を完全に屈服させているという満足感…。

そして、彼女は思いついたように。爪先を上げた…。

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巨大な靴底の下に入ることを強要される。
彼女が持ち上げた爪先の下という僅かな空間に、ボクの小さな身体はすっぽり収まってしまう。

手を支えに力一杯押し上げようとしても、ビクともしない。
動く気配すらない。

とてつもない不安感に苛(さいな)まれる。
脅すようにゆらゆらと動くこの天井が、何かの気まぐれで降りてきたら!
女の子の足指の力だけで、ボクは踏み潰されてしまう!

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その瞬間、恐れていた事が起きた!

グシィッ!

巨大な爪先がボクを押さえつけてきた!
逃げようと思ったけど、そのまま下半身が挟み込まれて…、
慌てて引き抜こうとするけど、ぴくりとも動かない。

このまま踏み潰されるのか!
脳内に、下半身を踏み潰され、血肉を噴き出しながら死ぬイメージがバッとリアリティをもって広がった。
ボクは恐怖にとらわれ、半狂乱に泣きわめき、叫び、暴れ、巨大な爪先を殴りつけた。

メリメリメリ…

さらにボクを踏み潰そうとする力が強まった。
もう怖いとかそんな余裕も吹き飛んだ。

痛い! 痛い! 痛いよ! 痛いぃぃぃ…ぅぐぁぁぁっ!
骨が、骨が軋む! 折れそう!
助けて!

巨大な靴は、ローリングをするように、ぐーりぐーりとゆっくり揺れながらボクを責めつける。

「あらあら、情けない声出して、
これでも力を加減してあげてるのに。
嫌だわ。本当は私の靴の重さだけで潰れちゃうくせに…」


え?

そうだ!
40倍に巨大化した靴の重さは、片方で10トンを超える。
もし、彼女がこの靴から足を抜いたら…
彼女が指先で靴を浮かせている力がなくなったら…
その瞬間こそ、ボクは「靴の自重だけで」潰れてしまう。

それが分かった瞬間。
様々な感情が怒涛のようにボクの心を押し流し、
空っぽになったボクは抵抗するのをやめた。

ただただ、黙って膨大な力と重みに耐えていた。

…ボクは、巨大な彼女の足下で、「落ちた」。

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…それから、どれだけ弄ばれたか分からない。

巨靴で潰れる寸前までグリグリと踏みにじられ、
完膚無きまでに徹底的に踏みにじられ、
執拗に踏みにじられた。

単に肉体が踏みにじられただけでなく、
ボクの精神も、同時に踏みにじられた。
踏みにじられた。
踏みにじられた。
踏みにじられた。



ローファーのヒールによって出来た僅かな隙間を潜り抜けるように強要された。
彼女の巨重を受け、ミシミシ嫌な音を立てて軋(きし)む狭いトンネルを、匍匐前進で進む。
この天井の上に何十メートルもの肉の塔が乗っかっていることは、なるべく考えない。
考えない。
考えない。
考えない。



そして、今度は…

ドスゥゥゥン!!!!

重々しい音を立て、巨尻がどしりと大地を敷き潰す。
豪快にあぐらをかくような体勢になった彼女は、ほんの二本の指で僕を軽々とつまみ上げた。

彼女はボクを目の前にぶら下げ、哀れな小動物の情けない有様を嗤ったあと、
そのまま足先の方へ移動させた。

ボクの真下では、あの恐ろしい巨靴と巨靴がゴリゴリと噛み合っている。
彼女はわざと脅すように、靴と靴の隙間をゆっくり開いては、

ガツーン!!

大きな音を立てて、それを打ち合わせる。

ガツーン!!

この間に挟まれれば一瞬でむごたらしく潰れますよという分かりきったことを、

ガツーン!!

とうに打ちひしがれているボクに、追い討ちをかけるように思い知らせる。

ガツーン!!

ぶら下げられたボクは、身をよじることしかできない。
ただでさえ無力なボクが、さらに、何もできないように、されているんだ…。

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ボクは、巨大なヒールとヒールの間に垂らされる。
足を必死にばたつかせて抵抗するけど、結局捕らわれてしまい、足を挟み込まれてしまう。

つま先の方から、徐々に足がつぶされていく。
足の骨がゴキゴキ音を立てる。

ぐぁ…お…痛い!

まだ、砕けてないみたいだけど、もうその寸前!



巨大女子は、僕が耐えられる限界を熟知している。
ギリギリの所まで力をかけては、僕の苦悶する表情、泣き叫ぶ声を聞いて、また緩める。
肉体と精神の限界まで追い詰めては、本当に少しだけ緩める。
絶え間なく、限りなく、波状攻撃が続く。

でも、段々そのギリギリが、少しずつ少しずつ危うくなってきてる。
もうホントにヤバい。
何かの拍子に、本当に潰れてしまうかも。




でも

もう、その方がいいかも知れない。


もう、早く、
楽になりたい…かも。



僕の肉体と精神、

どっちが

先に

コワレルんだろう?



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(おまけ、の、生足バージョンです)

[Download] https://megame.jp/zip/etc-01.zip