2010-12-01
2010-12-01
2010-12-01
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地球の某都市に進駐したバエルさんです。 バエルさん、こう見えて、実はタダ者ではありません。 なんと、火星の将校さんだお!
--- 突然の襲来に始まる電撃戦で地球全土を易々と占領した、火星系を中心とした巨大娘の大軍団。 地球側は、そのあまりにも圧倒的絶望的な戦力の差に、殆ど為す術もなく無条件降伏。
地球にとって不幸中の幸いは、無駄な抵抗をしなかったために、 殆どの都市が破壊されることなく残ったことだった。
人々の生活は、占領前と殆ど変わらないように見えた。 一点を除いては…。
人口数十万の某都市に進駐した火星軍の将校「バエル」が大通りをやってくる。 規律が軍服を着たと言われるほどの彼女。 今日も固い表情だ。
それにしても、この都市に進駐したのは、彼女ひとりだ。 反乱は起こらないのか…?
いや、それだけは、心配ご無用…。(笑
ズシィン……!! ズシィン……!!
巨大な足音が街にこだまする。 そう、これがバエル。 身長 170m、体重 5 万トンはくだらないと思われる…巨大な侵略者!
時々、両手を腰に当てた威圧的な姿勢のまま、眼下の地球人どもを見下ろす。 少しでも不穏な空気を感じ取れば、彼女は容赦なく鎮圧行動を起こす。 軽く片足を上げ、地球人、その車両、その施設を踏み潰してやれば良いのだ。
しかし、そんな彼女にも「ままならぬこと」が一つだけあったのだ。
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