Mar. 01-10: 2010

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2010-03-01 (月)
ゴゴゴゴゴゴゴ!!

マリアから放たれる凄まじいエネルギー。
しかし、それはマリアの体内に渦巻く更に膨大なエネルギーが漏れ出たものに過ぎなかった。

グググググググ!!

ついに、マリアは再びの巨大化を始めた。
マリアの身体は 300m から、500m、800m、そして 1km の壁を突破する。

巨大な稲妻に打たれたビルが木っ端微塵に粉砕され、
マリアの足がその瓦礫を押しのけながら巨大化していく。

足元の軍隊はマリアの巨大化に巻き込まれ、
怒濤のような炎雷の中に呑み込まれていった…。

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2010-03-02 (火)
巨大化するマリアの足元…。
マリアの爪先はビルに突き刺さり、そのまま押し破るようにして突き崩していた。
凄まじいエネルギーに晒された全ての可燃物は瞬時に燃え上がり、
焼けた瓦礫がマリアの足に押しやられ、火砕流のようにコビトに襲いかかる。

そもそも、マリアの巨大化速度は、コビトの逃げ足よりも数倍も数十倍も速いのだ。
突き飛ばされた戦車はコロコロと転がり、しかし次の瞬間にはマリアの足下に消えていた。

「うわぁぁぁ!!」
「に、逃げろぉっ! たいきゃくっ、退却ーッ!」

ググググ…!! ガリガリガリ…ドズズーン!!

叫んでいた兵士たちの声も鼓膜が破れそうな大音響の中にかき消された。

ミシミシ…ギギッ…ボゴォッッ!!

地面に深い穴を穿っていたマリアの超巨大サンダルのヒールから地割れが走り、
次の瞬間、足裏全体が周囲を巻き込みながら大陥没した。
高層ビルが傾き、コンクリート片をバラバラと降り注ぎながら崩れ落ちる。

さらに、追い打ちを掛けるような巨大な雷(いかずち)の嵐。
それはついに空間に飽和し、直径数百メートルの巨大な火の玉となって、街を吹き飛ばした。

これが、さらなる巨大化を遂げたマリアのパワーだった。

推定身長 1700m の超巨大サキュバス。
いや、もう「大魔王」か「破壊神」と呼ぶべき存在となっていた。
コビト10億人ぶん、5000 万トンにも達した超巨重は大地に深々と足跡を刻み込む。
そして、コビトの想像を絶するエネルギーが、この「小さな」街の上に現れたのだった。

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2010-03-03 (水)
膝下の高さになった高層ビルを無造作に踏み潰し、勝ち誇ったように両手を腰に当てるマリア。
踏みにじる足は、瓦礫を地下数十メートルまでめり込ませている。

「うふふ、どうかしら…?
本当に、ごめんなさいね。
アナタたちのこと、馬鹿にし過ぎていたわ。
そうよねー。たった 300m じゃ失礼よね。」


答える声はない。
もう、コビトの声など、遙かな高みに達したマリアには届かない。
彼女から見れば、コビトは身長 2mm にも満たない、アリよりも小さな存在なのだ。

「さあ…約束通り、おしまいにしてあげる。
おねえさん、みんなをすぐに滅ぼしてあげるから、
いいコで待っててね。」


しかし、コビトの為せることで、たった一つ彼女に通じるものがあった。
爆発的に巨大化したマリアから辛くも逃れた、航空部隊。

地上部隊が巻き込まれ、壊滅していく様を見せつけられ、
そして目のくらむような大きさになって、地上から高く高くそびえ立つマリアを目の当たりにして、
気が遠くなりそうになりながらも、
半ば自棄気味になりながらも、
ミサイルをマリアの超巨体に撃ち込んだ!

ぷちっ…。
ぽふ、ぽふ、ぽふ…。


気をつけていなければ分からないような、僅かな違和感。
ふふ、これが、今の私に対する、キミたちの精一杯の攻撃なんだ〜。
もう…おっぱいを揺らすことすらできないのね。

マリアは、超巨人となった自分が、コビトから見れば絶望的な存在になったことに、
ぞくぞくするような快感を覚えた。

でも、まだ抵抗する気があるなんて…頭、悪いのね。
じゃあ、もうちょっと良く分からせてあげないといけないかな…。

マリアは手をゆっくりとクロスさせた…。

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2010-03-04 (木)
こびとたちは、目の前に起こったことが信じられなかった。
いま、巨大化したばかりのマリアが…、あの悪魔が、また巨大化している!

ゴゴゴゴゴゴゴ…!!!

高空を飛ぶ戦闘機のパイロットに、遙か下方から凄まじい勢いでマリアの身体が迫ってきた!
幸運な機は、辛うじてそれを避けることができた。
しかし、彼らは次の瞬間、数百メートルものマリアの顔が、
視界を埋め尽くしながら横切る光景を目の当たりにした。
そして、肩が、爆乳が、まるで上から下へ嘗めるような眺めだった。

一方、不幸な機は…、マリアの顔に、胸に、超音速のまま激突してしまった。
しかし、それは超巨人と化したマリアから見れば、
静電気の火花よりも小さなものでしか無かった。

衝突の寸前、自動的に射出されたパイロット。
目の前に広がるのは、雄大なまでに巨大なマリアの上半身、遙か上方に聳える顔。
だが、美しい光景に見とれていた彼らに対して、
マリアの身体は残酷なまでのスピードで巨大化しながら迫り来た。

ある者は激突して、マリアのカラダについた点のような赤いシミになり、
またある者は突風に煽られ、遙か下方の火の海へと墜ちていった。

マリアは、ついに 5000m という超巨体を完成させ、全ての上に君臨した…。

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2010-03-05 (金)
身長 5000m の超巨人、3000 倍の超巨人がそびえ立っている。

長さ 700m 幅 250m の足が、1km の間隔をおいて街を踏みつけている。
合計で 14 億トンの重量は、深さ 300m のとてつもなく巨大な陥没を作り出し、
高さ 250m のヒールを持った艶めかしい足の曲線の全てが、本来の地面の下になっていた。

大地が悲鳴を上げる二つの大陥没に向かって、
巨大な地割れが走り、大地が裂け、
巨大な土塊、岩盤がめくれ上がっていた。
その中には傾き倒れた高層ビル、地割れに落ち込んだ小さなビル、自動車、
コビトたちが作り出したものの全てが散乱し、燃え上がっている。

そこから、天空に向かってどこまでも伸びているような、想像を絶する巨大な柱。
マリアの双脚。
人間の作ったビルは、普通上へ行くほど細くなる。
しかし、この巨大なツインタワーは、官能的な脚線を描きながら上へ行くほど太く大きくなっていた。
迫力を更に倍加させていた。

それより上の事は、特に語るべきものはない。
文字通り山のような乳房がコビトを威圧するように数百メートルも張り出し、
さらに彼方からは巨大な顔が空を埋め尽くして、こちらを見下ろしている。

しかし、コビトの世界の全ては、マリアの膝下、いや、くるぶしよりも下にある。
そこより上にあるのは、ふわふわと頼りなく飛ぶ、蚊よりも小さな戦闘機だけ。

コビトの鼓膜を破りそうな声が轟いた。
耳を塞いでも、身体全体を揺さぶるような振動が脳に直接響いてくる。

「さあ、これで…いいかしら?
みんな、絶望、した?」


返事はない。
もう、誰も撃ってこない。
もう、誰も逃げない。

まだ生き残っているコビトたちは、
惚けたように空を覆いつくすマリアを見上げているか、
心が壊れてわなわなと震えるだけ。

「うふ、みんな良い子になったわね。
じゃ、おねえさんが滅ぼしてあげる♪」


マリアの巨大な脚が持ち上がった!!
大地を震わせ、巨大な岩やコンクリートの塊を地上に降り注がせながら。

2010-03-06 (土)
現在、鋭意画像に特殊効果を入れておりますー。
無念ですが、ちょっと、間に合わなかったので、文章だけで失礼します。
しかし、ギガサイズともなると、なかなか「そそる」表現が難しくなってきますね。
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マリアは、巨大化する前に「妄想」したことを思い出しながら、
ゆっくりとした動きで街を滅ぼし始めた。

> このあしが…、
> このサンダルの下で、全てを消し去ってしまうのね…。


マリアは一足ごとに街を踏みつぶす。
10 億トンの重みが、およそ 200m 四方のマリアの爪先に込められる。
何の抵抗もなく全てが崩れ去る。

コビトひとりひとりにも、1 万トンがのし掛かる。
悲鳴すらも足下に封じ込められてしまう。
そして、そのまま地下数百メートルに埋葬されてしまうのだ。

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2010-03-07 (日)
膝の高さまで、つまり「上空 1km」まで足を上げ、狙いを定める。
今度は少し勢いを付けて、体重もかけて踏み込んでみた。

ズッゴオオオオオオオン!!!

10 億トンが、マッハ 10 で激突する。
まるで、小惑星の衝突を思わせるようなシーン。

目もくらむような光を放ち、巨大な火球が大爆発を起こす。
足跡という名の、巨大なクレーターがグバァッと産み出され、
衝撃波で大地がめくれ上がり、高層ビルが木っ端微塵に粉砕されながら消し飛ぶ。

この世の地獄の中で生き残ったコビトから見ると、
街を踏み潰しながら傲然とそびえ立つ巨大なマリアの片足。
もう片足は、大火災で揺らめく彼方に、これもまた空へ向かってそびえ立っている。
あまりにも巨大過ぎて、視界になんか入りきらない。
この足と、遙か彼方に聳える足が、繋がっているなんて信じられない。

しかし、恐る恐る見上げると、確かに巨大なツインタワーは上空 3km で交わり、
さらにその 2km 向こうから巨大な顔がこちらを見下ろしているのだ。

あまりの光景に呆然としていると、
今、街を踏みつけた巨大な足が持ち上がる。
バラバラと火の海の中に数十メートルもの「巨大で小さな」カケラが墜ちていく。

そして再び上空から、勢いを付けて!!

ズッゴオオオオオオオン!!!

これだけのことが、数秒に一度ずつ、繰り返される。
大都市の一角が壊滅するには、わずか数十秒しかかからなかった。

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2010-03-08 (月)
踏み潰しに満足したマリアは、巨大な膝で街を叩き壊しながら四つんばいの姿勢になった。

>このおっぱいが…、
>一揺れで街を吹き飛ばし、一揉みで谷間に挟んだ高層ビルも粉々にしてしまうんだわ…。


巨大な腕と巨大な脚、4本の巨塔に支えられたマリアの上半身が、
厚さ 500m の肉の天井が、
大都市の中心部、林立する高層ビルの上を覆いつくす。

あんなにも高いところにあるのに、
既にそれは凄まじい圧迫感で地上の全てを威圧していた。
さらに、その天井から、直径 700m、高さ 400m の文字通りの「山」のような双丘がぶら下がっていた。

マリアは、自分のカラダの下、これから押し潰す街の最期の姿を見つめた。
あまりにも巨大になり過ぎたマリアからは、ミリ以下の存在となったコビトは見えない。
しかし、火の海の中を逃げまわるコビトたちの姿は容易に想像することはできた。

マリアはゆっくりと腰を落としていった。
まず巨大な乳房の先端が高層ビルの屋上に衝突したが、
1億トンの肉塊は僅かにも形を変えることなく、ただビルが脆く崩されていった。

バキキ! バキバキグシャグシャ!
ズゴゴゴゴコゴオオオン!!

ビル街が押し崩される轟音。
しかし、マリアの胸が、上半身が大地に激突する音は、その比ですらなかった。

びったりと街を押し潰したマリア。
目の前には、僅かの差で潰されなかった街が残っていた。

マリアは意地悪っぽくそれを見下ろしていたが、
無言で胸を押しつけ、周囲の街もすり潰してやった。

ゴゴゴゴゴギギギギギ!!

踏み潰しよりも広大な範囲を一気に押し潰す超巨大おっぱいプレス。
街はわずか数分で、そこに何が有ったのかすら分からないまでに、徹底的にすり潰されてしまった。

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2010-03-09 (火)
>このおしりが…、
>巨大なクレーターを作りながら街を押しつぶして、すりつぶして…、


最後に残った街の一区画。
僅かな数のコビトたちが劫火に四方を囲まれ、肩を寄せ合いながら空を見上げていた。
赤黒く染まった空を。

コビトたちは気づいていなかったが、ここは計算されて残されていたのだ。
マリアの巨尻が一撃で破壊できるように…。

マリアは片膝をつく姿勢になった。
既に破壊された地区を巨大な右足がえぐっていく。
高層ビルの残骸が砂利のように簡単に押しのけられる。

ズズズズズズズ…

何度繰り返されても慣れることのない破壊音が、重々しく響く。
音というよりも振動に近い重低音。
それがおさまったとき、一瞬マリアの身体が静止した。

しかし、最期の時がやってきた。
コビトたちの目には、最初はまるで止まっているかのようにゆっくり、
だが、どんどんと加速をつけながら、超巨尻が迫ってくる。
もはや女神が下す天罰という言葉しか考えられない。

…!!!

天罰が下った瞬間。
本当に刹那の間だったかも知れないが、不思議な静けさがあった。

「あれ…?」
「なにも、おこらな…」


ゴズゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!!

奇跡は起こらず、数十万の人口を誇った大都会は一片も残すことなく、完全に消滅した。
僅か 300m という「小巨人」マリアが上陸してから、僅か十数分の出来事だった。

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2010-03-10 (水)
ううう、今日こそは 24 時までが間に合いませんー。
仕方がないので、代理さんです。

BBS の方では先行紹介しましたけど、
先月末に新幹線「のぞみ」から撤退したという 500 系を巨大擬人化してみました!
なんて偉そうに言ってみましたが、ご覧の通りのアレベースでして、(笑
大変手抜きな作りでございます。

でも、あの銀色のボディがプラグスーツを思わせるものがあったというのは、
本当の話なんですからねっ!

気分が盛り上がったときにバッと一気に作ったので、
色々と設定まで作っちゃいました。

名前が「こだま のぞみ」さんだとか、
でも「のぞみちゃん/さん」と呼ばれるのが好きで、
「こだまさん」と呼ばれると嫌そうな顔をするんだよーとか、
500 倍に巨大化するんだぜとか。(笑

うーん。一発ネタで終わらせちゃうにはちょっと惜しいです。
いつか活躍させてあげたいなぁ…。

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