2010-02-21 (日) ちょっと絵が間に合いませんでしたので、文章だけでお楽しみください。(汗 --- 高層ビルを胸とふとももで浴びせ倒したマリア。 崩壊してゆくビルは断末魔の叫びのように巨大な火柱を立てたが、 すぐに、それは火の海の見えなくなってしまった。 マリアは満足げにビルがあった場所を見下ろしていたが、 不意にくるりと後ろを振り向いた。 「さあて、次はこっちね…。」 マリアはドズゥン、ドズゥン…と地響きを立てながら、 たくさんのコビトが避難している、あの広場に戻ってきた。 どんどん近づいてくるマリア、 火の海の中から、全てを圧倒するようにそびえ立つマリアの姿に、 この「安全地帯」にいるコビトたちの脳裏にも、嫌な予感がよぎった。 「つ、次って何処なんだ!」 「オレたちの事じゃないのか?」 「い、いや、ここにいれば大丈夫だ。だって、死にたくなければここに居ろって、言ってたじゃないか!」 「そ…そうだよな!」 コビトたちは必死に不安をかき消そうとした。 しかし、手を腰に当てて自分たちを冷たく見下ろすマリアを見ると、 カラ元気を出そうとする言葉とは裏腹に、不安は高まっていくのだった。 「…うわああ、でけぇ…。」 自分たちだけは安全と思っていたコビトたちが、急な展開に慌てふためいている。 そんなことは、マリアにも当然お見通しだった。 自分の一挙一動で、数万数十万のコビトたちが一喜一憂し、右往左往する。 マリアはコビトから見て、自分が如何に圧倒的に巨大な存在なのかを改めて感じ、 その優越感に浸った。 マリアはあざ笑うような表情を浮かべながら、言い放った。 「あら? 『助けてあげる?』なんて、言ったかしら? おかしいわねえ…。 『死にたくなければここでおとなしくしててね』 とは言ったけど…。 だからって、 それが『あなたたちを助ける』ってことに、なるのかしら?」 くそっ。 だましやがった! コビトたちがマリアの言葉のカラクリに気づいたところへ、 さらにダメ押しの一言が降り注いだ。 「うふふ、アナタたちが死にたくないのは分かったわ。 でも、だーめ。助けてあげなーい。 だって、わたし、世界を滅ぼすんですもの。」 もう、どうしようもなかった。 マリアの足が高々と持ち上げられた…。 |
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2010-02-07
2010-02-07
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2010-02-22 (月) 昨日のストーリーに合わせる画像です。 それはそうと、更新時刻を更新するのを間違えて、神社モドキでの更新検知ができなくなってた! しまったー。(汗 --- しかし火の海にすると煙だらけになっちゃって良く見えなくなっちゃう! これ、マリアさん熱くは無いにしても、相当ケムいんじゃないでしょうか? 煙をかきわけながら、目に涙を浮かべて咳込む巨大娘というのも乙かも知れませんけどね。(笑 そういう役は、いつかみーなたんにでもやらせましょう! |
2010-02-23
2010-02-23
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2010-02-23 (火) マリアは執拗に広場を蹂躙した。 巨大なパープルのサンダルが、逃げ惑うコビトたちを後ろから踏みつぶす! ズシィン! ドズゥゥゥン! ドズッ、ドズッ、ドッズゥゥゥゥン!! 踏み下ろすたびに、直径 50m の巨大な胸がたっぷんたっぷんと大きく揺れる。 ビルさえも木っ端微塵に粉砕できそうな、その凄まじいまでの勢いは、 コビトごときを踏みつぶすには桁違いの過剰さであった。 マリアは、明らかに楽しんでいた。 自分の一挙一動で、コビトたちを好きなように、好きなだけ…。 圧倒的なパワーを持った無敵の存在である、自分に。 ついに、広場には動いているコビトが殆どいなくなってしまった。 「あら、もうおしまいだったかしら?」 マリアはせせら笑うと、広場の周囲で燃え上がり続けている瓦礫を足先で掻き寄せ、 広場の中を完全に焼き払った。 |
2010-02-24
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2010-02-24 (水) 高層ビルをしのぐほど巨大なマリアは、思うがままに破壊を続けていた。 雑居ビルなどは一々気にもとめずに踏み潰し、 巨大なふとももが衝突した中高層ビルなどは一撃で崩れ去っていた。 屋上に逃げのびていたコビトも、もうさっきのように一々「とくべつ」な対応はしなかった。 ちょうど股間の高さだったビルには恥丘を押しつけるようにして、屋上のコビトたちを押し潰したあと、 ふとももで挟み潰して破壊してしまった。 もっと大きなビルは、自慢のおっぱいの出番だ。 巨大な乳房を押しつけると、張り詰めた乳首が先陣を切ってビルの内部に突入し、 デスクや棚を押しのけ、壁を押し破って突き進んでいった。 そして、その後ろから丸く張り出した、しかしコビトから見れば壁のような乳房が迫り、 何階分もの範囲を一気に押し潰していく…。 とあるビルの中に取り残された一人のコビト。 彼は辛くも巨大なおっぱいの直撃を逃れることができた。 目の前まで迫った肉の壁が引き抜かれた後、 彼が見たものは、自分の足元から先が「無くなって」いるという光景だった。 恐る恐る下を覗き込むと、ぽっかりと数十メートルもの巨大な半球状の範囲が無くなっていた。 バラバラと、色々なものが十数フロア下までこぼれ落ちていく。 ふと、目の前を見ると、巨大な顔が覗き込んでいた。 巨人は笑っているようだった。 その瞬間、グラリと床が傾き、ああ…おち、おちて…る…… マリアは、自分が巨大な横穴を開けたビルがゆっくりと崩壊していく様子を眺めていた。 「うふふ、脆いわね…。」 彼女はご満悦だった。 しかし、その時、空気を切り裂く音がして、次の瞬間、彼女の上半身に打撃があった。 ドゴォン! 「な、なにっ!?」 彼女が驚いて声を上げた瞬間、第2、第3の打撃が襲いかかった。 そして、さらに下半身にはチクチクという細かい痛み。 コビトたちの軍隊だった。 上空には何機もの戦闘機が飛び交い、マリアに次々とミサイルを撃ち込んでいく。 地上にも炎の間隙を縫って戦車部隊が展開し、砲撃を浴びせているようだ。 「ちょっ…何すんのよ!」 もちろん、こんなミサイルでは致命傷はおろか、マリアのパーフェクトボディには小傷一つ付かない。 しかし、ミサイルの与える衝撃は彼女に少なからぬ動揺を与えていた。 戦車の砲撃もチクチクチクチクと、かなり鬱陶しい。 思わずミサイルから顔を守るように手で覆うが、マリアは少しよろめいてしまった。 |
2010-02-24
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2010-02-25 (木) 軍隊は攻撃の手を休めず、砲弾とミサイルを雨あられと浴びせ続けた。 現代の対地・対艦ミサイルには、一発でマリアとほぼ同じ大きさのビルや艦船を葬る破壊力がある。 信じられない頑丈さで未だに無傷を保っているマリアではあったが、 一言でいえば、軍隊の攻撃は十分に「効いて」いた。 「うぐっ、く…っ、この…!」 快進撃が止まり、防戦にまわったマリアは、明らかに慌てていた。 巨大な腕を振り回してミサイルをはたき落とし、 巨大な足で戦車を次々に踏みつぶしてはいるものの、 次から次へ、わらわらと現れてくる軍隊が相手では、きりがなかった。 「よしっ! 効いてるぞ!」 「攻撃の手を緩めるな! どんどん打ち込むんだ!」 「くそっ、バケモノめ、これでも喰らえ!」 「うう…、コビトのくせに…、 だけど…これでは…仕方ないわ。 おしまいね…」 そう言いながら、思わず少し後ずさりしてしまうマリア。 この何気ない動きの間にも、左足のかかとで雑居ビルを踏み潰し、 おしりがぶつかってオフィスビルを一棟崩してしまったが、 もはや破壊を楽しむどころではなかった。 |
2010-02-24
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2010-02-26 (金) 「ああんっ。もう…ちょっとまって! あやまるからっ、もうおしまいにするからっ! ちょっとやめて! これ!」 攻撃が止まった。 爆煙が収まると、燃え上がる街の真ん中で悔しそうな表情をしたまま、 マリアがそびえ立っていた。 「ごめんなさい…。 私、あなたたちコビトのことを甘く見過ぎていたわ…。 だから、もう、こんなこと、おしまいにします。 本当にごめんなさいね…。」 「おおっ! 降伏したぞ!」 「アイツに勝ったんだ! 俺たちは!」 「軍も頼りになるなあ!」 歓喜に沸くコビトたち。 …。 ……。 しかし…、 マリアはそびえ立ったまま、消え去りも逃げ去りもしなかった。 何か、様子がおかしい! コビトたちがそう思ったとき、 …ゴゴゴゴゴゴゴ!! 不吉な地鳴りが起こりはじめ、それはどんどん際限なく大きくなっていく! そして、マリアのカラダが淡く光り始めたのだった! 「…バカね。」 マリアの巨大な唇の端が、少し、緩んだ。 |
2010-02-27
2010-02-27
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2010-02-27 (土) マリアさんの準備に凝っていたら時間が足りなくなっちゃった! これはピンチヒッターが必要な場面ということで、 ちょうど BBS の方でリクエストが出てきた綾波さんを。 やはり夜空に白のプラグスーツは映えますわー。 次回、綾波さんを出すときは「巨大化シーケンスの動画」をリメイクしたいのですが、 そこでは動画 + 特殊効果をきちんと合わせて作りたいなー、と。 |
2010-02-28
2010-02-28
2010-02-28
2010-02-28
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2010-02-28 (日) ゴゴゴゴゴゴゴ…… 不吉な地鳴りとともに、地面の揺れはどんどん大きくなっていく。 もう、それは、立っていられないほどに。 マリアの足元で狼狽える戦車部隊、その戦車さえもがガタガタと揺れていた。 どこからか、燃えさかるビルがザアーッと崩れる音が聞こえてきた。 間抜けなコビトたちにも、目の前にそびえ立つマリアから、 何か、膨大なエネルギーが巻き起こりつつあることは、分かっていた。 マリアからは風も吹き出し始め、それはたちまち暴風となり、 コビトたちはマリアに向かって身構え、足を踏ん張らないと跳ばされそうになってしまった。 そんな中、マリアはゆっくりと手を大きく動かし、噴き出すエネルギーを集めるようにした。 バチバチと音を立て、巨大なホワイトとパープルの、「マリア色の」稲妻が走る。 重々しく轟くような地鳴り、 ひっきりなしに続く揺れ、 吹きすさぶ風、 そして、溢れ出るエネルギーの象徴である、稲妻(ライトニング)。 それらは混じり合って最高潮に達し、 数秒間か、 あるいはもっと長い間か、短い間だったかも知れない。 そして、次の瞬間、全てが解き放たれた!! |
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