FUJISAWA さん: 無防備都市 II

『無防備都市 Ⅱ』

白昼の麻布十番に突如現れた国籍不明の戦車。
それは、以前自衛隊の戦車を乗っ取り、この街を襲った妖魔の仕業であった。
以前はウラヌスに倒されたが、今度こそこの街を制圧せんとしていたのだ。

突如現れた戦車を前に、街中の人々は大パニックに陥る。
妖魔の操る戦車は、街を破壊しようとしていた。

妖魔「フフッ、今度こそこの街を焼け野原にしてやるわ。」

妖魔の手下たちは、ついに破壊を始める。

彼らは、逃げ惑う人々を機銃で襲い、路上の車を次々とスクラップに変え、主砲で周りの建物を瓦礫の山に変えていく。

妖魔「あのセーラー戦士を誘き出してやる。」

妖魔は、かつて自分を葬ったセーラー戦士(ウラヌス)を誘き出し、復讐しようとしていたのだ。

暴れる戦車に立ちはだかるパトカー群。
パトカー群は必死で抵抗するが、戦車にかなうはずもなく、主砲で吹き飛ばされ、巨体で踏みつぶされていく。

妖魔「貴様らの攻撃など効かぬわ!」

パトカー群を蹴散らし、暴れ続ける戦車。
その様子を目撃した美少女、水野亜美。

亜美「きゃっ! 大変だわ!!」

亜美は変身ペンを取り出し、高くかざす。

亜美「マーキュリープラネットパワー、メイク・アップ!!」

かけ声とともに、マーキュリーに変身した亜美は敵の戦車のもとへ向かっていく。

妖魔「出て来い。セーラー戦士め!」

マーキュリー「待ちなさいッ!」

戦車の前に立ちはだかるマーキュリー。

マーキュリー「愛と知性の戦士、セーラーマーキュリー。水でもかぶって、反省しなさい!」

手下「セーラー戦士め・・・!」

妖魔「フッ。いつぞやのセーラー戦士ではないな・・・!」

この日、ウラヌスこと天王はるかは海外に出かけていた。

マーキュリー「あなたたちに、これ以上勝手なマネはさせないわ!」

妖魔「殺れっ!」

彼女へ向けて火を吹く戦車の主砲。
マーキュリーは砲撃を素早くかわしていく。
が、その流れ弾の直撃を浴びた飲食店が中に炎に包まれる。

マーキュリー「シャボン・スプレー!」

マーキュリーの両腕から放たれる水流が、炎を一瞬で消し止めていく。
おかげで、中にいた人々にけがはなかった。

マーキュリー「早く逃げるのよ!」

中にいた人々が、一目散に避難していく。

手下「ほらほら、どうした・・・!」

戦車の主砲は、執拗に彼女に向けて砲撃を続ける。

マーキュリー「このままじゃまずいわ!」

攻撃力は決して高くないマーキュリー。今のままでは不利だ。しかし巨大化すれば別だ!
マーキュリーは一旦ビル影に身を潜めた。

手下「逃げた?!」

妖魔「今度のセーラー戦士、2・3発ぶちかましただけで尻尾を巻いて逃げ出しおった。情けないのう!」

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一旦ビル影に身を潜めたマーキュリーは、パワーを開放する。

胸のブローチが、まばゆい光を放ち、マーキュリーの身体は元の30倍・48mに巨大化した。

主砲を上空に撃ち、挑発する戦車。


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手下「出てこい!セーラー戦士!」
マーキュリー「ふふっ、ここよ!」

戦車の前に、48mに巨大化したマーキュリーが現れる。

妖魔「フフン。街で暴れる怪獣女を退治する。これは傑作ね。」

マーキュリー「フン、失礼ね!」

手下「怪獣を倒せ!!」

彼女に主砲を見舞う戦車! しかし彼女のセーラースーツはそれを簡単にはじき返してしまう。

マーキュリー「そんな石コロのような砲撃がこのあたしに通用すると思ってるの?」

はじき返されても、必死に主砲を撃ちまくる戦車。
が、急に砲口の向きを変え、一つ先の大通りを走る路線バスを狙おうとしている。

妖魔(ニヤリ…)
路線バスを狙ってほくそ笑む妖魔。 手下が主砲のトリガーを押す。

路線バスの車体が宙に浮かび、戦車の方へ吸い寄せられていく。

マーキュリー「あっ!」

それに気づいたマーキュリーだが、路線バスは妖魔の力によって宙に浮かべられていた。

手下「こいつを投げつけてやろうか?」

マーキュリー「くっ、卑怯なマネを…!」

路線バスは数名の乗客をのせたまま、彼女に投げつけられようとしている。

妖魔「フフン。大好きなセーラー戦士にペチャンコにされれば本望だろう?」

市民A「う、うわぁ!」

市民B「お、降ろしてくれー…!」

少女C「助けて。マーキュリー!」

妖魔「フン。くらえっ!!」

妖魔はついに路線バスをマーキュリーに向かって放り投げる!
マーキュリーは自慢のスピードで、投げつけられた路線バスを受け止め、地上に降ろす。
しかし、受け止めた弾みで車体の一部が彼女の豊満なお胸に潰され、ドアが開かなくなってしまった。
ケガ人はいなかったものの、これでは中の人々が脱出できない。

市民A「ドアが開かなくて外に出られない…!」

マーキュリー「待ってて。今助けるわ!」

手の指の爪をバスの屋根に突き当てるマーキュリー。
彼女の指の爪が、ギリギリと音を立てながら、まるで缶詰を開けるかのように屋根と右側面の窓枠を引き裂いていく。
そして、屋根と右側面の窓枠がなくなったバス車内から、無事全員を降ろす。

市民A「た、助かった…。」

市民B「はぁはぁ…。」

マーキュリー「大丈夫?」

少女C「ありがとう。マーキュリー。」

市民A「あっ、後ろ!!」

スキを突いて、戦車の主砲がマーキュリーの背後を狙う!

手下「あの人間どもを、怪獣女ごと吹き飛ばしてやる!」

妖魔「フフッ。殺れ!」

ついに、マーキュリーに向けて主砲が放たれる!

マーキュリー「キャッ!」

主砲の凶弾が、マーキュリーのお尻に命中する。
その弾みで、彼女のお胸が路線バスの残骸をペチャンコにしてしまう。
お尻を撃たれ、怯むマーキュリー。

妖魔「急所はあそこだ!あそこを狙え!!」

手下「ははぁ!」

マーキュリーの股間に主砲を撃ちまくる戦車。

マーキュリー「ああっ…。」

股間を撃たれ、苦しむマーキュリー。
だが、ヘタに動くと、守っている人々が敵の凶弾に晒されてしまう。

少女C『あいつをやっつけて、マーキュリー!』

あそこを撃たれる苦痛に耐えながら、マーキュリーは冷静に安全なビル影を見つけ、そこへ人々を誘導する。

マーキュリー「は、早く逃げてッ!」

彼女の身体が盾になっている間に、彼らは無事に逃げることができた。
彼らを逃がし終えたマーキュリー。 さあ、反撃開始だ!

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狙われた人々を無事逃がし終えたマーキュリー。 ついに妖魔に反撃を開始する!

マーキュリー「よくもやったわね!!」

手下「しぶとい怪獣女め…。」

仁王立ちする彼女の身体に戦車の主砲が向く。

マーキュリー「ペッ!!」

戦車の砲身に唾を吐きかけるマーキュリー!
吐きかけられたマーキュリーの唾が、砲身を溶かしていく!
が、妖魔は動じない。

妖魔「フフッ。バカめ! あれを使ってやる!」

手下「くらえっ!クソ女!!」

主砲の付け根の部分から、妖魔のエナジーが込められたエネルギー砲が彼女に浴びせられる。

マーキュリー「何?」

セーラースーツの防御を破るほどのパワーが、マーキュリーを襲う!

マーキュリー「きゃぁぁ!」

たまらずその場に崩れ落ち、倒れ込むマーキュリー!
その煽りで、真横のビルの外壁はふっくらしたお尻で削り取られ、
背後の高架線は上に止まっていた電車ごと豊満なオッパイでペチャンコに潰されてしまう。

手下「ウハハハ! セーラー戦士が人間どもの物を壊した!!」

妖魔「フフッ。そいつらを破壊したのは貴様だぞ。セーラーマーキュリー!」

マーキュリー「うっ、くっ・・・!」

あまりの衝撃に、身体の自由が利かないマーキュリーは上半身を起こすのがやっとだった。

丸見えになっている彼女の股間を狙う敵の戦車。
妖魔の魔力によって、主砲がドリルに姿を変える。

妖魔「フフッ。貴様のあそこを壊してやる!」

彼女の股間に突撃していく敵の戦車。
ついに凶行に及ぶ!

マーキュリー「ぎゃぁぁ!」

ドリルになった砲身が、マーキュリーのあそこに刺さって行く!

マーキュリー「うぅっ・・・!」

ドリルがどんどん奥に刺さっていく!
このままでは、あそこが壊れちゃうどころか、骨盤まで砕かれ、マーキュリーは死んでしまう!

その様子を、さきほどの人々がビル陰から見つめていた。
たまらずそのうちの一人が叫ぶ!

少女C『がんばって、セーラーマーキュリー!』

危険に晒されながらも自分を励ましてくれる声。
マーキュリーの顔に、闘志が湧き上がる!

負けるわけにはいかないわ!

戦車のボディを掴み、力を込めるマーキュリー。
その力は、彼女のあそこに刺さっていたドリルを、戦車ごと引き抜いてしまう!

マーキュリー「あたしを、怒らせたわね!!」

自分の股間をいいように攻撃した戦車を見下ろし、燃える怒りをぶつけるマーキュリー!

妖魔「お、おのれェ…。」

手下「怪獣女が怒ったぞ…。」

妖魔「今度こそこれで葬ってやる!」

戦車の主砲が、今度は妖魔の魔力によってミサイル砲に姿を変え、彼女の身体に向けられる。

手下「死ねぇ!!」

彼女に、主砲のミサイルが放たれる!
しかし、マーキュリーは放たれたミサイルを片手で鷲掴みにしてしまう!

手下「ク、クソッ!」

妖魔「お、おのれェ…。」

余裕の表情で戦車を見下ろすマーキュリーは、ミサイルを握り潰し…、

マーキュリー「フフッ。今度はこちらからいくわよ!」

パワーを解放させていくマーキュリー!
彼女の身体は、さらに巨大化を始め…、元の100倍・160mに巨大化した。
全エネルギーを解放したため、セーラースーツは燃え尽き、全裸になってしまった。

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マーキュリー「さあ、覚悟しなさいっ!」

手下「う、うわぁ!」

全速力で後退する戦車。

マーキュリー「逃げても、ムダよ!」

マーキュリーは拳を振り上げ、戦車の周囲にパンチを見舞う。

彼女の拳は、いとも簡単に道路を陥没させながら、戦車を追い込んでいく。

マーキュリー「チッ!」

なおも逃げようとする戦車。
マーキュリーは半壊したビルをチョップで砕き、瓦礫で戦車の退路を断つ。

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マーキュリー「もう逃げられないわよ!」

戦車を巨大な手で掴みあげ、巨大な太腿に挟むマーキュリー。

マーキュリー「あたしのあそこを犯してくれたお礼をしてあげるわ!」

妖魔「う、うわぁ!」

マーキュリー「マーキュリー様の聖水でもかぶって、反省しなさいッ!!」

股間に力を込めるマーキュリー!
彼女のあそこから勢いよく放出される聖水が、戦車もろとも妖魔を溶かしていく!

妖魔&手下「ぎゃぁぁーーーー!」

妖魔はマーキュリーの聖水に溶かされ、断末魔の叫びを上げて滅し去った。

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戦い終え、夕日を浴びるマーキュリー。
その美しい裸体を見ようと、いやらしい男どもが彼女の足元に群がっていた。

マーキュリー「きゃっ! 見ないで! じゃないと踏み潰すわよっ!!」

「うわぁ。おっかねぇ…。」

冗談混じりで、男どもは引き下がっていった。

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少女C「マーキュリー!」

さきほどの少女が、彼女の元へ駆け寄って行く。
マーキュリーは少女を拾い上げ、優しく話しかける。

マーキュリー「お嬢ちゃん。けがはない?」

少女C「うん。ありがとう、マーキュリー。」

マーキュリー「よかった。 さあ、お帰り。」

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マーキュリーは少女を親元へ降ろし、優しく見送る。

彼女の活躍で、事件は一件落着したのであった。


(完

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